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1/144スケールのガンプラ(とか)作るよ!

時間や製作環境の事情から、大型のプラモやRGのような複雑なものを作るのが困難なため、主にHGシリーズや旧キットの1/144スケールのガンプラを中心に、プラモや半完成フィギュアなどの作成、発売情報などを扱っていきます。 とはいえ、色々時間が圧迫されていて、平均すると月に1体作れれば良いかなという状態なのですが・・・

おゆまる(もしくは型取りくん)を使用したパーツ複製について

以前から、プラリペアのキットを利用したシリコン型とレジンキャストほど本格的では無いパーツの複製手段は知っていたのですが、いかんせん型取りくんでの複製の精度があまり高くない割に、プラリペアのパウダーとリキッドが高価なためあまり複製に向いていないと諦めていました。
しかし最近になって、100鈞で手に入る代替品もしくはその類似品で、さほど高コストにもならない範囲でパーツ複製が可能であることを知りました。
そして、先日、おゆまるとポリパテを使ったパーツ複製をやってみたわけですが、やはり元のキットとほぼ同レベルの複製品を作るのはなかなか難しいと、色々他の方法を探ってきました。
その結果、型取りに関してはシリコンを使用せずおゆまる(もしくはその類似品)を使いつつも、複製品を作る素材に結構の種類があり得ることを知ったところです。
具体的に挙げると、
(1) ポリパテ・・・2剤混合系。比較的安価(120gもチューブでも700円前後、大量の缶入りなら1~2kg3000円前後)で固まる途中は削りやすいため改造のベース向き。硬化は5~6時間程度のものが多いが、性質的に脆いので、間接部など荷重のかかる部分には向いていない。(最低でも針金などの支柱を入れる必要がある)
(2) エポキシパテ・・・2剤混合系。品質は安定しているがポリパテよりは高価(プラモ用のパッケージなら60gで700円前後とポリパテの倍程度)で、またプラモデル用のもの粘度が高いので細かなディティールの再現には向かないのもあり、一般補修用の粘土が低めのものが向いている。また脆くて間接部などに向かないのはポリパテ同様。
(3) 光硬化パテ・・・1剤系。硬化方法の仕様から薄くしか作れないため、片面複製ならまだしも両面複製には向かないが、硬化は数分と早い。逆に少しずつ層を塗り重ねていくなら精度の高い複製が可能。単価はエポキシ系よりもさらに高い(タミヤのものは34gで1000円前後)。
(4) UVレジン・・・1剤系。非常に粘度が低いのでいわゆる一般の複製に使うレジンのように流し込んで使うため、型の方に注ぎ口と空気抜きの穴を作る必要がある。紫外線ライトを当てれば数秒で固まるが、ライトが無いと太陽光ではどれほど時間がかかるか分からない。またクリアパーツが作れるが、単価はかなり高く光硬化パテ並み。
(5) プラリペア(アクリルパウダー・リキッド)・・・2剤混合系。元々がプラスチック部品の破損時の補修用ということもあり、最も硬度が高く、破損しやすい部品や間接部など力のかかる部品向け。瞬間接着パテのように粉末に液(ただし接着剤では無い)を垂らして硬化させるため、大きなものや分厚いものの両面成形は難しい。硬化は早く5分前後、純正品の単価は高いが100鈞などでネイル用品として販売されているもので代用できる模様。(ただし、近隣の100鈞チェーンでは扱っておらず、近日中に探しに行く予定)
(6) レジンキャスト・・・2剤混合系。型にシリコンを使わないだけで、一般的な複製と同じ。なので、どうせこれをやるなら型もシリコンを使った方がいい気がする。
などになるのですが、効果時間を待つのが苦では無くコスパを重視するなら(1)のポリパテ、強度や精度を重視するなら複製したい部品の形状などに応じて(3)や(4)や(5)、という感じに思えます。
具体的には今後色々試してみて、検証していきたいところです。

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