忍者ブログ

1/144スケールのガンプラ(とか)作るよ!

時間や製作環境の事情から、大型のプラモやRGのような複雑なものを作るのが困難なため、主にHGシリーズや旧キットの1/144スケールのガンプラを中心に、プラモや半完成フィギュアなどの作成、発売情報などを扱っていきます。 とはいえ、色々時間が圧迫されていて、平均すると月に1体作れれば良いかなという状態なのですが・・・

プラリペア代替品を使ってのパーツ複製テスト

これまではポリパテやUVレジンを使ってのパーツ複製を試してきたところですが、ポリパテは削りやすいが脆く、UVレジンは気泡が入りやすく強度が足りないという弱点がはっきりあるため、他の方法を模索中でしたが、光硬化パテは分厚さ制限が厳しいのも含めて片面ならともかく、両面には向いていないということで、本命であるプラリペアを素材とした複製を今回試すことにしました。
実はプラリペア(正規品)を使っての複製自体は数年前に試したことがあったのですが、その時には色々とやり方が整理されていなかったため上手く行かず、使いづらいと放置していたものだったりします。
しかし今回、消耗品についてプラリペアの純正品では無く、安価な同等品(型取りくん>おゆまる、パウダー・リキッド>ネイル用品)が入手出来たため再度テストを行いました。
また、消耗品の置き換え以外にも、型取り用の枠を用意することで型の変形によるゆがみのリスクを減らすとか、離型剤代わりに安価なハンドクリームを使うなどの工夫も追加しています。

さて、今回、複製のテストに使用したのは、どの程度のゆがみや欠けが出来ているのかが分かりやすいよう、この市販のスラスターパーツ(ビルダーズパーツのMSバーニア03の角形ノズルBの小の方)です。

さらに市販の型枠用ブロックを使うことで、ほぼ立方体の型を作り、型取り時や複製時にゆがみなどが起こりにくくしています。
 
さて、この型取りブロックで正方形の枠を3段積んで枠を用意し、そこにお湯で柔らかくしたおゆまるを使ってブロックの2段目近くまでをまず埋めて、そこに今回型取りするためのスラスターパーツを詰め込み、離型剤代わりにハンドクリームを薄く塗ったり、型ずれしないようにするためのダボを割り箸で付けるなりして出来上がったのがこの枠です。
おゆまる自体には過去にポリパテ複製をした際の再利用品のため、微妙にポリパテの残りカスが残っていたりしますが、今回はテストということで、そのあたりはあまり気にしないで使っています。

そしてその枠に、プラリペアの代替品を、ニードルなどの作業用具だけは純正品を使って、ニードル法(プラリペアの標準の作業方法です。詳細はメーカーHPなどを参照)で素材を詰め込んで作ったものがこんな感じ。
細かなカドが綺麗に成形出来ていないところはありますが、その中の椎茸モールドは、それなりに複製出来ています。

複製元のパーツと比較するとこんな感じ。
バリを落としていませんが、スラスターの一番外側の角だけはほぼ削れてしまっていますが、裏面の3mm軸用の穴なども含めて思った以上には細かな部分まで複製出来ているように思います。
また強度などは、元々の用途が壊れたプラスチックの補修用という用途からして、ポリパテやUVレジンなどにあった欠点はほぼありませんし、硬化までの時間もかなり短くて済みます。

次は、今回上手く行かなかったスラスター外側のモールドが欠けているのが、型取り時の問題なのか、複製時に起こったものなのかを確認していきたいと思いますが、本当に細かなモールドまできっちり再現させたい場合で無ければ、この水準でも結構使い道が多いように思います。

※補足
その後確認してみたところ、型の側に、上手く外しきれずに残っているのが確認出来たため、型自体の問題では無く、複製作業及び方からの取り外し作業の問題だったようです。

拍手[0回]

PR